Pickles 2

PXコマンド

PXコマンドは、Pickles Framework の独自の拡張機能を提供するインターフェイスです。Pickles FrameworkやPHPの設定を確認する、ページやコンテンツの情報を確認するといった情報サービスや、キャッシュのクリア、パブリッシュなどの機能もこれに含まれます。

実行方法

PXコマンドは、コマンドラインで実行します。

$ php ./src_px2/.px_execute.php "/?PX=phpinfo"

$conf->allow_pxcommands が有効な場合、URLにGETパラメータ ?PX={$PXコマンド名} を付加して起動することもできます。

http://127.0.0.1:8080/?PX=phpinfo

PXコマンド一覧

予め組み込まれたPXコマンドには次の種類があります。

api
外部のアプリケーションと通信するためのAPIを提供します。より詳しい情報は、APIドキュメント を参照してください。
clearcache
Pickles Framework が作成するキャッシュファイルをクリアします。より詳しい情報は、キャッシュを消去を参照してください。
config
Pickles Framework のコンフィグ内容を確認します。
phpinfo
phpinfo() を実行し、PHPの設定情報を確認します。
publish
静的なファイルを出力します。詳しくは パブリッシュ を参照してください。

pickles2/px2-px2dthepler が提供する PXコマンド

標準でロードされるプラグイン pickles2/px2-px2dthelper が提供するPXコマンドが利用できます。

コンテンツファイルの生成、サイトマップの検索など、 Pickles 2 のデスクトップアプリケーションが背後で呼び出すための、より広範に拡張された機能が提供されます。

詳しくは、プラグインの README を参照してください。

PXコマンドの拡張

PXコマンドは、プラグインによって拡張することができます。

プラグインの導入、開発、公開の方法については、プラグイン を参照してください。

PXコマンドのアクセス制御

PXコマンドは、Pickles 2 を便利に使うためのさまざまな機能を提供します(例:パブリッシュ機能 ?PX=publish)。 PXコマンドはサーバー内部の情報にアクセスしたり、サーバー上のデータを書き換えるインターフェイスを提供する場合があるため、第3者にアクセスされると大変キケンです。

Pickles 2 をインターネット上のサーバーで動かす場合には、次のことに注意してください。

  • ウェブ制作環境として利用する場合、利用基本認証やIP制限などの処理を施し、一般のユーザーがアクセスできない場所に設置してください。
  • または、Pickles 2 上に構築したウェブアプリケーションをサービスとして公開する場合、設定ファイル (px-files/config.php) の $conf->allow_pxcommands の値を 0 に設定し、PXコマンド機能を無効にしてください。(この場合でも、CLIからの実行は許可されます)
    $conf->allow_pxcommands = 0; // PX Commands の実行を許可

ただし、 Pickles 2 Clover CMS (pickles2/px2-clover) を使用する場合は、 $conf->allow_pxcommands1 に設定する必要があります。 Pickles 2 Clover CMS は、すべてのPXコマンドに対して認証を求めるため、安全に使用することができます。