公開日: 2018年10月26日(Fri)
2018年10月26日、 Pickles 2 アプリケーション バージョン 2.0.0-beta.21 がリリースされました。
このリリースでは、1ページずつの単体パブリッシュ機能、パブリッシュを途中でキャンセルできる機能、新規プロジェクト作成フローの改善などが含まれます。
コンテンツタブの編集メニューに、単体パブリッシュ機能が追加されました。
コンテンツにちょっとした修正を加えたとき、パブリッシュ画面から全体をパブリッシュする操作は不便でした。 この機能によって、煩わしい画面遷移の操作を低減することができます。
これまでは、たくさんのファイルが対象になるパブリッシュ操作をしたとき、途中でやめることができませんでした。 もし、パブリッシュの条件を間違えてしまったら、完了するまで待つか、アプリケーションを強制終了して起動し直す・・・しか方法がありませんでした。
今回のアップデートでは、パブリッシュ中の画面にキャンセルボタンが追加され、こうしたストレスから開放されます。
新しいプロジェクトをセットアップする手順が次のように修正されました。
1つは、プロジェクト作成時の入力項目が少なくなりました。
従来入力が必要だった Home Directory と Entry Script の項目は、入力が不要になりました。
この2つの項目は、プロジェクトに設定された px2package
情報に基づいて自動的に設定されます。
px2package
情報は、 composer.json
に下記のように定義されています。
{
(中略)
"extra": {
"px2package": {
"name": "Your Project Name",
"type": "project",
"path": ".px_execute.php",
"path_homedir": "px-files/"
}
}
}
加えて、 composer のインストール処理が完了したあと、 composer.json
の更新と GITリポジトリを初期化するオプションが提案されるようになりました。
プロジェクトの開始にあたって、最初に必要ないくつかの作業を自動的に処理してくれます。
1つは、 composer.json
の name 項目の更新です。新しく作成したプロジェクトは pickles2/preset-get-start-pickles2
という名前がついています。 ここに、あなたの新しいプロジェクト名を指定し、更新してください。
空白にした場合は、 name 項目自体が削除されます。 プロジェクトを再配布する予定がない場合は、空白でよいでしょう。
もう1つは、GITリポジトリの初期化です。
GITは、プロジェクトの編集履歴を管理します。過去にどんな編集をしてきたか振り返ることができ、あるいは特定時点の状態に戻すこともできますので、うっかり間違った変更をしてしまったときなどに助けになるでしょう。
これまでは、GITリポジトリの初期化は、外部の別のツールを使って手動で行う必要がありました。 今回のアップデートにより、この煩わしさを解消することができます。
このバージョンの主な変更点は下記の通りです。
セットアップ手順 > アプリケーションのインストール を参照してください。
注意: バージョン 2.0.0-beta.17 以降、 アプリケーションの名称が Pickles 2 Desktop Tool から Pickles 2 に変更されたことに伴い、アプリケーションの実行ファイル名も Pickles2DesktopTool.app
から Pickles2.app
に (Windowsでは .app
ではなく .exe
) 変更されています。
2.0.0-beta.16 以前のバージョンをご利用の場合、古いバージョンのアプリケーションは削除し、 新しいバージョンのファイルと置き換えてください。
公開日: 2018年10月26日(Fri)