Pickles 2

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[リリース情報] Pickles 2 v2.0.0-beta.20 をリリースしました。

2018年8月30日、 Pickles 2 アプリケーション バージョン 2.0.0-beta.20 がリリースされました。

このリリースでは、GUI編集ツール Broccoli のPHPで書き換えられた新しいバックエンドエンジンに対応しました。

GUI編集ツール Broccoli エンジンのPHP化に対応

Pickles 2 アプリケーションが採用するGUI編集エンジン Broccoli (broccoli-html-editor) は、バックエンドシステムを これまでの NodeJs から PHP へ移行しました。 今回のリリース Pickles 2 v2.0.0-beta.20 から、このPHP版のエンジンを利用することができるようになりました。

これまで、 NodeJsで実装されていた Broccoliエンジンは、 Apache と PHP ですでに動作している多くのウェブサーバー上で動かすことが困難でした。 また、PHPで実装されている Pickles Framework との親和性が不十分でした。

Broccoli のバックエンドのPHP化によって、機能やUIはこれまでと大きな変化はありませんが、PHPベースの他のアプリケーションとの親和性が向上し、より汎用的に活用できるようになりました。デスクトップ環境のみではなく、ウェブ上でも気軽にドラッグ・アンド・ドロップの編集ができるようなツールに展開していくよう計画しています。

Pickles 2 がこのエンジンに対応したことにより、プロジェクトは、今後開発が検討されている新しいウェブツールや、その他のPHP製ツールとの接続性が向上することになります。

PHPベースに生まれ変わったBroccoliエンジンの適用方法

すでに制作されている過去のプロジェクトに配慮し、これまでの NodeJs 版のエンジンと切り替えて使えるように設計しました。

新しい PHPベースのBroccoliエンジンを利用する手順は次の通りです。

  • pickles2/px2-px2dthelper を v2.0.8 以上に更新する。(composer update)
  • プロジェクト共有設定 (config.php) で、 $conf->plugins->px2dt->guiEnginebroccoli-html-editor-php を設定する。

PHPベースへの移行による仕様の変更

エンジンがPHPで書き換えられたことにより、仕様に次のような変更があります。

finalize.js が finalize.php に変更

モジュールに finalize.js が組み込まれている場合は、 finalize.php に移行する必要があります。

カスタムフィールドのバックエンドの実装をPHPへ移行

カスタムフィールドのバックエンドの実装は、 PHPへ移行する必要があります。

Broccoliエンジンの更新方法

従来のBroccoliエンジンはデスクトップアプリ内部に静的にビルドされていたので、デスクトップツール自体の更新に合わせて更新されていました。これに対して、新しいPHP版のエンジンは、Composer のライブラリとして配信されるようになったため、 composer update コマンドによって更新されるようになります。

Markdown、SCSS、JSON 出力結果の差異

NodeJs から PHP に変わったことで、各種の変換ライブラリ等が変更されました。この変更により、 Markdown、SCSS、JSON形式の変換処理結果にいくらかの差異が現れる場合があります。 (例えば、 JSONのインデントの仕方など)

更新差分

このバージョンの主な変更点は下記の通りです。

  • guiEngine 設定で broccoli-html-editor-php に対応。PHPに移植されたGUI編集エンジンを利用可能になった。
  • スタイルガイドジェネレータが finalize.php に対応した。
  • JS版GUI編集で、 if フィールドが、 canvas モード描画時でも常に finalize モードで出力された値を評価するように変更した。
  • 外部のサーバーを設定したプロジェクトで、内蔵サーバーを起動してしまうことがある不具合を修正。
  • composer.json の extra が存在するが空白の場合に異常終了する不具合を修正。
  • composer プロジェクトの更新で、強制的に更新するオプションを追加した。
  • composer update コマンドが失敗したとき、ユーザーに通知するようになった。
  • コンテンツ一括加工の Dry Run オプションを、デフォルトでオフにした。
  • その他いくつかの不具合の修正。

インストール手順

セットアップ手順 > アプリケーションのインストール を参照してください。

注意: バージョン 2.0.0-beta.17 以降、 アプリケーションの名称が Pickles 2 Desktop Tool から Pickles 2 に変更されたことに伴い、アプリケーションの実行ファイル名も Pickles2DesktopTool.app から Pickles2.app に (Windowsでは .app ではなく .exe) 変更されています。

2.0.0-beta.16 以前のバージョンをご利用の場合、古いバージョンのアプリケーションは削除し、 新しいバージョンのファイルと置き換えてください。

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